真如堂は京大の裏(東側) 吉田山という山にあります
吉田山には有名な「吉田山荘」という料理旅館があり
よく雑誌にも掲載されていていつか一度訪れてみたい
と夢見ていましたが、いつだったかその詳細を見
私のような庶民がいくところではないと知りました^^;
帰り道、せっかく近くにきたのだから外から見るだけでも。。
と向かいました
歩いて数分
風格ある門構え
ちょっと目を横へをやると 立て看板が置かれてあり喫茶室の紹介もある
しかもメニューまで書かれてありました
かなり良心的。恐れ多くも入ってみることにしました
手入れの行き届いたお庭を通り少し坂を上ると
重厚な日本家屋の素敵な建物が顔を覗かせる
ドキドキしながら正面玄関まで進むと 反対側の奥に
小さなかわいらしい喫茶らしき建物があった
旅館の中から
「喫茶ご利用の方でしょうか?」
と声をかけられ、促されるようにその小さな建物に入りました
「どうぞいらっしゃいませ」
笑顔のとても感じの良い女性の店員に出迎えられる
テーブルにはそっと黄色いオールドローズの花が飾られ
音楽はバッハ。やわらかいギターの音色
家具は英国のアンティーク
飾りすぎず、シンプルでとても上品な落ち着いた雰囲気のお部屋
母は豆腐を使ったチョコレートケーキのセット
私はおぜんざいを 甘さを押さえ素材にこだわった上質なお味
横には源氏物語からとったという 季節の歌が書かれた和紙が添えられていました
女将の直筆の書だそうです
そして、お店を出ると私たちの姿が見えなくなるまで ずっと建物の前に立ち
お見送りしてくださいました
ちょっとした心遣いだけれど
この一期一会のおもてなしに感激しました
きっと名に胡座をかくことなくこの精神を続けてきたからこそ
一流旅館の暖簾を守っていけるのでしょうね
元々書庫等として使われていた建物を改装し
去年オープンしたばかりという 「真古館」