16日は五山の送り火でしたが。
夏の行事を無視し人混みを避けるように私たちは昨日街へでました。
前からずっと気になっていたカフェ「エレファントファクトリー」
ぴんとくるかたもおられるでしょうが、村上春樹の短編小説からとった名前だそうです。象工場の不思議なお話
河原町道りから蛸薬師を曲がり。。そして見過ごしてしまいそうなほそ〜い路地
に入ると、小さな古いビルの2階に象の絵の看板を見つけました。
なんとなく昭和の香りのする裏路地
「こ、こんな所にカフェほんとにあるの。。?」
尻込みする夫を無視?して2階に上がりカントリーアンティーク風の白木の扉を開けると、そこは異空間。。
ちいさなビルとビルがほとんど隙間なく建つ界隈ですから、ビル側のアイアン冊子の古い窓からは外の光がほとんど入らず、それが返ってこの落ち着いた雰囲気を作り出しています。
背のすらっと高いスキンヘッドの素敵なオーナー。腰にはくたっとした麻のエプロンを
巻いて。男性のさりげない麻使いってお洒落。。
静かに「いらっしゃいませ」と声をかけてくれました
お店の中にはたくさん人がいて座る所がない。。
一つ席を移動してもらいカウンター席に腰掛ける
北海道からマメを取り寄せているというこだわりのコーヒーを2つ頼みました
そっと添えられたコーヒー豆の形をしたチョコの中には甘いレーズンが入っていました。 器にはかわいい象の絵が^^
私はワインの香りのすると言うモカを。
見渡すと細長い壁にとりつけられた棚の上にたくさんの本が置いてあり
早速物色。 198?年のユリイカを発見。村上春樹の特集記事の書かれているものでした。村上さんマニアで書かれてあるものは全て読んでいる!という彼でもこれは見た事がなかったらしく
鼻息荒く読んでいました^^;
とっても素敵なカフェでしたが
店主さんは男の人がひとりでふらっと立ち寄れるカフェを作りたいと
ここを始められたそうです 確かに一人で長居をしている男の人が
何人かいました。喫煙OKの店内にはタバコの匂いが充満。。換気はしてありましたがこの日はヘビースモーカーの人が2人吸い終わったらすぐ次の一本。。を繰り返し
器官が弱くタバコの煙のとても苦手な私にとっては30分も居ると少々息苦しくなりました。。
本当に残念ですがあの煙の中では長くくつろげない。
煙に強い人になりたいです。
あの雰囲気に又浸りたいなあ。。
せめて禁煙タイムを設けてくれないかしらね。